ガリ版文字資料としての黒澤デジタルアーカイブ
2009/05/31 當山日出夫
「やまもも書斎記」の方には、映画関係資料のデジタルアーカイブの事例として書いた。
やまもも書斎記 2009年5月27日
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2009/05/27/4325691
龍谷大学 黒澤デジタルアーカイブ
http://www.afc.ryukoku.ac.jp/Komon/kurosawa/index.html
ワープロの登場以前、少部数であっても複数印刷するためには、「ガリ版」がつかわれていた。
ここで見られる「台本」は、文字資料としては、ガリ版文字の貴重な画像データといえるかもしれない。他に、これほど大量のガリ版文字を見ることのできる、デジタルアーカイブを私は知らない。(もし、御存知の方があれば、是非、教えてほしい。)
映画の台本(ガリ版)、それと、元の手書き原稿、これを、文字・表記の資料としてつかうと、新たな文字史がえがける可能性がある。
當山日出夫(とうやまひでお)