「障害」の用例
2009/06/01 當山日出夫
いま、たまたま読んでいる本(途中まで)、
徳田雄洋.『デジタル社会はなぜ生きにくいか』(岩波新書).岩波書店.2009
この本、「障害」の用例がたくさんでてくる、
公共システムの停止や障害で社会的混乱が発生する(p.18)
取引依頼の確定通知が回線障害等で届かない場合(p.46)
動作障害(p.59)
しばしばサービスが動作障害を起こすからである(p.60)
決して探して読んだわけではない。もっとたくさんある。たまたま目について、付箋をつけた箇所の一部。
こういう例を見ると、「しょうがいしゃ」の人たちが「障害者」の表記を忌避したくなる気持ちに同感する。
理想をいえば「しょうがいしゃ」が無くなるのが望ましい。だが、そのための一歩として、意識を変えよう。そのひとつのきっかけに、表記としての「障碍」の問題がある。いや、あるべきである。私は、このように認識している。
當山日出夫(とうやまひでお)