戦後日本 漢字事件簿(その四)

2009-09-22 當山日出夫

さきほど、NHK教育、知る楽 歴史は眠らない 戦後日本漢字事件簿、を見終わったところ。二・三をとばして、いきなり四になってしまったが。

さて、この最終回は、いつ編集したのだろうか。裁判員制度のもとでの法律用語、内閣法制局の「よこやり」がはいる前か、ちょっと気にはなる。

ところで、漢字をつかう「われわれ」「わたしたち」とは、いったい誰だろう。日本語を母語するひと、でないことは確かである。であるならば、もはや、国語施策としての漢字表ではなく、日本語の表記の問題になる。NHKとしては、あるいは、円満字さんは、そこまで踏み込んでしまっていることを、自覚していると信じたい。

當山日出夫(とうやまひでお)