『解釈と鑑賞』特集:いま、漢字は

2011-01-20 當山日出夫

ひさしぶりに書く。
雑誌『国文学 解釈と鑑賞』の2011年1月号が、「特集:いま、漢字は」となっている。漢字の特集である。もちろん、今般の改定常用漢字表の件をふまえたものとなっている。

このうち、改定常用漢字表にかかわるところだけ紹介すると、「常用漢字表をめぐって」として、


常用漢字表の見直しとその意義/林史典

常用漢字表のみなおしは必要だったか/野村雅昭

改定常用漢字表と国語教育/甲斐睦朗

国語事典の困惑−常用漢字表をとりあげる−/神永暁

近代日本語史と常用漢字−近世以降の漢字と漢字観−/岡田袈裟男


このほかに、「日本語社会と漢字・漢語」、「漢字・漢語の諸相」などの特集コーナーがある。改定常用漢字表のみならず、漢字に興味関心のある人にとっては、必読の一冊であろう。


當山日出夫(とうやまひでお)