新常用漢字:新聞協会

2009/03/25 當山日出夫

小形さんの「もじのなまえ」による。
http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090325/p1

日本新聞協会が、新常用漢字についての意見を表明したよし。確認すると、
日本新聞協会
http://www.pressnet.or.jp/

「『新常用漢字表(仮称)』に関する試案」への意見を提出、とあり、PDFが見られる。

ざっと読んでだが、やはり気になるのは、以下の部分。

その上で印刷標準字体がすでに定まっていることを勘案し、「本表では常用漢字表内の整合性を保つため、追加字種についても簡易慣用字体、部首許容の字体を掲げたが、これは印刷標準字体に従って改定されたJIS(X0213)の字体の変更を求めるものではない。印刷標準字体としての字体の基準は変わらない」と付記すればよいのではないでしょうか。

要するに、「表」としては、こうであるけれども、実際の運用においては、許容範囲をひろげて対応ということ、と理解していいだろうか。

また、字種についてのコメントには興味深いものが多い。いや、最初からの文字の調査の杜撰な状態が、改めて明らかになったというべきだろう。詳しくは追ってまた。

當山日出夫(とうやまひでお)